格安スマホ・SIMの一つである、マイネオ(mineo)は、他の格安スマホ・SIMと比較しても、料金が安いことが特徴です。
一方で、通信速度が遅い時間があることが、よくデメリットとして挙げられます。
この記事では、メリット面であるマイネオの価格面と、デメリットとして挙げられがちな速度面について、実際に私が使用する中でのレビューを記載しております。
特に、速度制限となる時間帯での通信状況や、低速利用時の速度感について記載しております。
メリット面、デメリット面を正しく理解いただけることを目的とした記事となります。
目次
まず初めに、マイネオの大きなメリットである、料金面について説明いたします。
マイネオ(mineo)の料金体系
マイネオは、いわゆる格安スマホ・SIMと呼ばれる部類で、分類としては、Ahamo、LINEMO、MVNO、UQモバイルと同じ分類に属するものとなります。
マイネオの料金プランは、音声通話可能なデュアルプランで、
1GB | 1,298円 | ||
5GB | 1,518円 | ||
10GB | 1,958円 | ||
20GB | 2,178円 |
データ通信のみのシングルプランで、
1GB | 880円 | ||
5GB | 1,265円 | ||
10GB | 1,705円 | ||
20GB | 1,925円 |
となります。
マイネオでは、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のうちどの回線を使うか契約時に選択するのですが、どの回線を選択しても料金は同じとなります。
基本的に、音声可能通話が可能なデュアルタイプを選択される方が多いかと思いますので、今後の料金比較はデュアルタイプについて行っていきます。
マイネオの魅力は安さ
マイネオの魅力は、何と言っても料金が安いことです!
例えば20GBの契約プランを選択する場合、マイネオだと
デュアルプランで税込み2,178円/月ですが、
Ahamo, LINEMO, MUVOの大手3社の
格安スマホは税込み2,700円/月以上となっています。
約500円/月以上、マイネオは安いことになります。
年間で考えると、大体6,000円程度得をする形となります。
他の大手会社としてはUQモバイルが挙げられますが、
安さについて定評があるUQモバイルであっても、
15GBのプランで税込み2,728円/月です。
これらの会社に比べ圧倒的に安い、それがマイネオの魅力です。安さを気にされる方にイチオシの格安SIMとなります。

実際、マイネオの安さを実感いただくために、1年以上マイネオを使用している私の請求料金を示しておきます。2021年4月の請求料金となります。この月は少し通話を多くしてしまったのでこの料金となりましたが、安い月では2,000円を切る金額でした。
安さに偽りがないこと、ご理解いただけたでしょうか?
(現在はデュアルタイプの3Gコースは廃止されています。5Gプランが代替となるのですが、料金はさらに値下げされています。)
マイネオのデメリット
価格面ではメリットがあるマイネオですが、デメリットもあります。
それは、時間帯によっては速度が遅くなってしまうという点です。
マイネオは大手キャリアから回線を借りているため、利用者が多くなる時間帯では、大手キャリアの契約者を優先することになり、あおりを食らった形で速度が遅くなるのです。
主に、混雑する時間帯は、
・朝8時~9時
・昼12時~13時
・夕方17時~18時
と言われており、この時間は通信速度が遅くなることがあり、
利用に支障が出る可能性があります。

混雑する時間帯での、実際の評判!
ここで、ポイントとしては、「速度が遅くなっても使用に問題ないか」という点かと思います。速度が遅くなる、と言われてしまっても、どの程度なのか気になりますよね。
そこで、現在1年以上マイネオを使用している私が、実際にそれぞれのピークタイムで使用した感想を記載します。
ご参考としていただければ幸いです。

ちなみに、今回記載するのは平日のピークタイムに関してです。
私の平日の1日のライフサイクルを記載しておきますが
7時 起床
7時半~8時半 通勤
8時半~12時 業務
12時~13時 昼休み
13時~17時 業務
17時~18時 通勤
となっています。このうち、黄色塗の部分が携帯電話を使用している時間です。
それぞれの時間帯はピーク時間とかぶっております。
ですので、ちょうどピーク時間の利用状況が分かります。
それでは、それぞれのピーク時間での通信速度に関する使用感を、以下に記載していきます。
朝8時~8時半 → ほとんど気にならない程度
正直、この時間は速度が遅くなるということが全く気にならないレベルです。
私も、この記事を書くために調査するまでは、この時間が速度が遅い場合がある、
と分類されていることを知りませんでした。
一応、ピークタイムと分類されているだけで、
実態としては何も影響が無い、と考えていただいて結構です。
動画視聴も行っていますが、画面が止まることもなく、
問題なく視聴することが出来ます。
昼12時~13時 → 動画視聴は苦しいが、LINEやネット記事閲覧程度なら可
続いて、昼のピークタイムについて記載します。
正直に、この時間が24時間の中で最もユーザーが集中していて、
最も速度が遅い時間帯となります。
実際に使用した感想ですが、動画視聴は難しいです。
読み込みは行われてもほとんど画面が進まないため、視聴することは厳しいです。
一方で、LINEや、ネット記事閲覧なら可能です。
通常より少し時間はかかってしまいますが、そこまでストレスとなるほどではなく、
利用することに関しては問題ないです。
夕方17時~18時 → 朝と同じく、ほとんど気にならない
この時間もピークタイムと呼ばれていますが、実際は朝のピークタイムと
同じく、ほとんど速度制限は気にならない状況です。
動画視聴も行っていますが、特に止まることもなく、快適に使用することが出来ています。
結論 → 昼のピークタイムで動画視聴される方には厳しい、その他の方には問題ない
結論としては、昼のピークタイムの速度低下度合いはなかなか厳しく、
この時間で快適に動画視聴することは、非常に難しいものがあります。
一方で、この時間で動画視聴を行わない方にとっては、速度低下は
ほとんど影響のないレベルとなっています。
ですので、速度低下の影響が無い、昼に動画視聴を行わない方ににとっては、
マイネオは価格面のメリットを受けられる分オトクである、と言えます。

その他 規定の通信量を超えてからの低速利用に関して
その他の項目として、既定の通信量を超えてからの低速利用時、
どの程度速度低下するものか、使用感を記載しておきます。
マイネオの低速利用時の速度は、200Kbpsとなりますが、
200Kbpsで利用した場合の使用感となります。
ポイント
・LINE 画像の送信に若干時間がかかる程度
・ネット記事 画像の読み込みに若干時間がかかる程度
・動画視聴 読み込みは通常よりかなりかかる、時間をかければ可能
こういった形となります。
ピークタイムの使用時と近く、やはり動画視聴は時間がかかるものですが、
その他の利用に関しては、少し時間がかかる程度で、利用可能です。

まとめ
マイネオに関して、価格面の比較と、速度低下時、低速時の使用感を説明しました。価格面では非常にメリットがありますので、速度低下が気にならない使い方をされる方にはとてもおススメです。
契約変更は、マイネオのホームページから可能です。